昨日、2020年夏季五輪が東京に決まりました。
オリンピックの施設候補地は湾岸に集中しているけど、大地震が来たら液状化で一番先に沈むんじゃないのかな?それとも最新の工法では液状化の影響を受けないのでしょうか。
http://tokyo2020.jp/jp/plan/venue/
特に「東京ベイゾーン」って危険そう・・・
そもそも大地震の可能性をまともに考えたら東京にオリンピックなんて呼べないと思うから、得意の「起きないこと」になってるのでしょうかね。(計画段階ではいろんな対策があるんでしょうけど。ただそんな「対策」が実際に地震が起きたらどれだけ役に立つんでしょう)
東北でまた大地震が起きれば福島原発の使用済み燃料が危なくて、下手をすれば東京も人が住めなくなるし、首都直下型地震では東京壊滅、南海トラフはもうこりゃ大変。浜岡はドッカーン、東京は死の灰。
全国に原発と言う名の巨大リスク源が散らばっているから、どこで地震が起きてもさあ大変。だけどこれまで通り景気のいいことを言って票とお金を集めたい政治家さんたちは、「リスクは無いんだ」と強弁を貼る作戦で、人々が快感を覚える方向へ持って行こうとする。経済界はとりあえず人々がお金を大盤振る舞いで使うようになってもらいたいから、その方向を後押しする。
これって既視感あると思うの、僕だけですか?
2011年の3月11日より前に、何て言って国は原発を動かしてたんでしたっけ?
とりあえず目の前の一部業界と政界の人の利益さえ確保されればいいから、再稼働の新規制基準は穴があってもとりあえずOK。謎の猶予期間により対策とらなくても動かせる。活断層は真下を通っていなければいいんだという理屈で、よく分からない舌戦を規制委員会と電力会社が繰り広げている。もちろん、高レベル放射性廃棄物なんていう、考え出したらきりがない問題は封印。とりあえず将来世代に負担はお任せ。
311後、再び「巨大リスクからは目をそらせ」「国民には快感を」、という方向に舵が取られ、見たくないものを見ないようにしている。そうでなければ大地震の可能性が高まっていると言われている日本で、まだ放射能出しまくっている原発のそばでオリンピックなんて考えられない。
既にメディアの報道も圧倒的にオリンピック歓迎ムードを作りだしていて、これはどんどん加速するんだろうけども、7年後とは言わず、次の瞬間にでもこの国はどうなってしまっているか分からない、そういう大きなリスクを抱えたままなんだということはあまり認識されていないんでしょうね。
規模は違うけど、太平洋戦争前もこういう浮かれ方だったんだろうなって、思いました。
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