このブログは「若者と社会をつなぐ…」とありますが、
そもそも何歳から何歳が「若者」なのでしょうか?
「若者」はその言葉を使用する主体により年齢の定義が異なり、
共通の定義はありません。
国際機関では一般的に15~24歳程度とされることが多く、
たとえば世界銀行や国連環境計画は15~24歳を “youth” としています。
一方で、日本政府は「青少年」を0歳~29歳として定めています。
また、日本の厚生労働省や総務省は15~34歳を「若年者」としています。
さらに、民間団体の青年会議所では39歳までを青年としているなど、
その見解は多様です。
おおむね、日本では16歳以上(高校生以上)から30歳くらいまでを
「若者」「青年」と呼ぶことが多いようです。
すると私は… ゴホゴホ ( ゚Д゚)
ちなみに私が理事を務める「日本若者協議会」では、
39歳以下を会員資格としました。
これは、子育て世代までを含めて、より幅の広い層の意見を吸い上げ、
提言していくことを目的としているためです。
◆若者=学生 ではない
日本では「若者」という言葉は「学生」のイメージとオーバーラップして
使われることが多いように感じます。
特に社会活動をしていると、「若者」すなわち「学生」と連想され、
話が進んでいくことが多くあります。
しかし、「学生」が「大学生」を指しているとすると、
日本の大学進学率は50%前後ですから、
同世代(おおよそ18歳~22歳)の半分(約280万人)を
対象として認識していないことになります。
このことは些細なことのように思われるかもしれませんが、
このように無意識のうちに対象を狭めてしまうことは、
知らず知らずのうちに特定の属性(ここでは大学生)以外の人を
排除していることになります。
そのため、「若者」「青年」と言う場合、
特に必要がある場合以外は学生として無意識に設定してしまうのではなく、
なるべく年齢や年代によって区切ることが望ましいと考えます。
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