■何人の若者が活動している?
若者の活動って、実際にはどのくらいの数が
ボランティア活動や市民活動を行っているのでしょうか。
活動分野は基本的には上の世代のNPOやボランティア団体と変わりません。
ボランティア活動や市民活動を行っているのでしょうか。
私が代表を務めるUnited Youthでは、社会的な問題に取り組む大学生の団体(サークル含む)と、
35歳以下が代表を務めるNPO法人の団体数およびメンバー数(会員数)を推計しました。
その結果、学生団体は約1,600団体で27,300人~40,500人、
NPOは約4,900団体で約82,000人、合計で109,300人~122,500人程度が
ボランティア団体・NPO等で活動していると考えられます。(※)
ただしこの数には高校生以下の若者は含まれていないこと、
また任意団体や一般社団法人などは含まれていないため、
あくまで少なめに見積もった数となっています。
また、メンバーや会員として登録せず、
一時的なボランティアとして活動に参加している人も含まれていませんから、
広い意味では数十万人の若者が毎年何らかの形で
ボランティアや市民活動に参加していると思われます。
東日本大震災のような大規模災害が起きた後は、
活動分野は基本的には上の世代のNPOやボランティア団体と変わりません。
災害対応(復旧支援)、国際協力、環境、福祉、教育、政治参加、医療支援、
貧困支援、まちづくり・地域活性化などです。
ただし活動の内容や手法としては、身近な地域(または学校)の課題や、
その分野の代表的な本などを題材として、
学習に主眼を置いたものが上の世代より多いようです。
まちづくりなどの分野では、アートやお祭りなど、若者らしい取り組みもよく見られます。
また、インターネットに関連した技術を駆使した活動(ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)による発信や、
インターネット通話を使ったネット会議など)が一般的になっているのも
この世代の特徴といえます。
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