Rio de Janeiro

Rio de Janeiro

2013年7月28日日曜日

原発に関しての無力感

原発事故から2年、多くのレポートや書籍が出版されているにも関わらず、色々な人たちと話して思うのは、原子力を取り巻く実態が理解されていないということ。

メディアで言われる通り一辺の理屈は、表面の薄皮の部分に過ぎず、核心部分はまだ一般には全く理解されていないと感じる。

本来なら、ある程度の知識が共有されているのが前提で、「で、どうする?」という話からしたいし、そうできるべき時間が経ったと思うが、未だに基本的な事実の共有から入らないと話ができない現実は、とても残念だ。

これでは脱原発の理解を広く得るのは極めて長い時間がかかり、その間に原発推進は既成事実化され、どうあがいても「これから政策を変えるのはコストかかり過ぎて無理」という理屈が今以上に大手を振るようになるのだろうと、容易に想像できる。

まがりなりにも環境活動を長くしてきた一人として、この現状には大きな責任と、ぬぐいがたい無力感を感じている。

0 件のコメント:

コメントを投稿