Rio de Janeiro

Rio de Janeiro

2013年11月25日月曜日

琉球。沖縄。日本人。

日本中どこに行っても大平洋戦争の記憶はある。しかし、沖縄ほど今にいたるまでその記憶を強烈に留めている土地は、他には広島と長崎くらいか。

以前勤めていた会社の沖縄出身の同期は、沖縄戦終結の6月23日に、同期全員に「今日は沖縄出身者にとって特別な日です。」から始まるメールを送ってくれたことを今でも覚えている。

今回沖縄に行き、バスガイドさんのアテンドがあったが、各土地で沖縄戦の際にどんな状況だったか行く先々で話してくれた。
首里城の地下に日本軍の司令部が設けられたため、首里城は艦砲射撃に遭い、「一木一草」も無くなったそうだ。

宴会で伝統音楽を披露してくれたおじさんは、BOOM の「島唄」の歌詞の本当の意味を教えてくれた。米軍の攻撃から逃れるために逃げたサトウキビ畑であなたと出逢い、そこでまた死んでいく。
https://www.youtube.com/watch?v=DKB41krUnVU&feature=youtube_gdata_player

南海の小国であった琉球は、関ヶ原で敗れた薩摩島津家の三千の兵に1609年に攻められて以降、日本に隷属する形になった。言葉もまったく違う民族に虐げられ、大平洋戦争では本土決戦の前の捨て石にされ、戦後は基地の島として蹂躙される。アイヌ、朝鮮人と並ぶ、ヤマトによる強烈な差別と搾取の歴史だ。そしてその差別は今なお現在進行形で続く。

首里城の鐘には世界の架け橋という意味の「万国津粱(ばんこくしんりょう)」という言葉がある。日本が、沖縄の置かれている状況に真摯に向き合い、さらに万国津粱になることが、歴史の過ちから学ぶということになるのだと思う。






2013年10月27日日曜日

気候ネットワークシンポジウムに登壇・参加しました。



















二日間開催された気候ネットワークのシンポジウム@同志社大学が終わりました。
http://www.kikonet.org/event/sympo13.html
気候変動やエネルギー問題の第一線で活躍する方たちが一堂に会する場でした。
僕は最近気候変動対策の動向をあまり追えていなかったので、全部参加してこの機会にキャッチアップしたいと思っていましたが、最近発表されたIPCC報告の内容も併せ、とっても良く現在の動向を知ることができました。
会場は人が入りきれないほどの大盛況で、温暖化への社会的な関心が下火になった今も、多くの人のこの問題に対する強い意志と、スタッフの方々の意気込みを感じました。

僕は今日二日目午前の分科会☆ユース分科会☆エネルギーを考える若者の集い〜eneyan3〜に登壇させて頂きました。こちらも定員の40名に達し、若者がエネルギー問題に取り組む意義を会場全体で深めることができました。

思わぬことにClimate Youth Japan、エコ・リーグ、e-project等の仲間10名以上会えたのがとても嬉しかったです。
欧米に比べるとかなり遅まきではありますが、気候変動に取り組む日本ユースも徐々に層が厚くなってきて、ネットワークもできてきました。これから気候変動分野で存在感を示せるよう、より一層活動の発展が求められていると思います。

イベントスタッフの方々、本当にお疲れ様でした。このような非常に貴重な機会をどうもありがとうございます。これからもずっとこの会が続いていくよう、、陰ながら応援させて頂きます。

2013年10月4日金曜日

【登壇予定】【10/5(土)18:30より開催!】 SDGsと持続可能な地域 ~ユースによる未来への提言に向けたキックオフ!~

直前のお知らせですが、明日18:30より、有楽町で持続可能な開発指標(SDGs)と、
これからの私たちの生活について考えるイベントが開催されます~!
僕も少しお話させて頂きますが、国際的な若者の活動をレビューした上で、
日本の若者に求められるものを考える内容で話題提供させて頂きます。

持続可能な開発に関する世界の議論の潮流を知りたい方、
2030年の生活のあり方について考えてみたい方、
全部ひっくるめて若者としてどうすべきか考えたい方、
ぜひお越しくださいませ。

https://www.facebook.com/events/278677225590886/?ref_dashboard_filter=upcoming

【10/5(土)18:30より開催!】
SDGsと持続可能な地域
~ユースによる未来への提言に向けたキックオフ!~

2030年、17年後の未来に、どんな社会を思い描くでしょうか。
今週末、A SEED JAPANでは2030年へのユースによる提言に向けたキックオフとなる勉強会を開催します。
2015年までに貧困をなくすことを目的とした国連ミレニアム開発目標。その次の15年に向けて、持続可能な開発(SDGs)の議論も視野に入れた「ポストMDGs」の話し合いが、行われています。
環境問題と貧困問題を解決するためにも、2030年に大切にしていたいのは、いのちを大切にした持続可能な地域では?
そんな問いかけをしながら、私たちの描く未来を共有し、具体的なアクションにつなげていくイベントです。

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<開催概要>
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【日時】
2013年10月5日(土)18:30~20:45

【会場】
中央区立環境情報センター 会議室2
(有楽町線「銀座一丁目駅」7番出口より徒歩2分
JR「東京駅」八重洲南口、「有楽町駅」京橋口よりそれぞれ徒歩6分)
http://eic-chuo.jp/access/

【ご登壇者】(予定)
小野田真二さん(「環境・持続社会」研究センター〈JACSES〉)
福島 宏希さん(United Youth代表)
鈴木 亮 (A SEED JAPAN未来生活nowプロジェクト理事)

【対象者】
環境・貧困・その他国際問題等に関心のある学生・社会人
NGO/NPO関係者、マスコミ関係者、歓迎
【参加費】
参加費:一般 500円、学生・会員 300円

【お申し込み】
●Facebookからお申込みの場合:
 (https://www.facebook.com/miraiseikatsu
●E-mailの場合:ご氏名、ご連絡先、ご所属を記入のうえ、
 miraifu.now@gmail.com <mailto:miraifu.now@gmail.com>までご連絡ください。
【主催】
国際青年環境NGO A SEED JAPAN
(未来生活nowプロジェクト)
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<プログラム(予定)>
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18:20 開場
18:30 オープニング
18:40 基調講演 「SDGs議論のこれまでと最新情報の共有」小野田真二
19:05 講演 「ワカモノとしてSDGsを考える」福島宏希氏
19:20 話題提供
    「SDGsに関する見解と、持続可能な地域目標の提案」鈴木亮
19:35 質疑応答
<休憩>
19:50 パネルディスカッション
   「持続可能な地域社会を作るための、NGO・ユースとしてすべきこと」
20:30 クロージング
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<お問い合わせ>
──────────────────────────────────
国際青年環境NGO A SEED JAPAN(担当:鈴木、西島)
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-4-23
Tel: 03-5366-7484 Fax:03-3341-6030
E-mail:miraifu.now@gmail.com <mailto:miraifu.now@gmail.com>
URL:http://www.aseed.org/
──────────────────────────────────

2013年10月1日火曜日

【登壇予定】オックスファム・ジャパン ワークショップ「学生、ユースと国際協力-私たちは社会を変えられるのか?-」10月5日(土)13:00~14:00

日本最大級の国際協力系イベント「グローバルフェスタ」内、
オクスファムジャパンのイベントに登壇させて頂くことになりました。
若者がどう社会を変えていけるのか、考えていきたいと思います。
グロフェスに行くよと言う方、ぜひのぞいてみてください。

オックスファム・ジャパン ワークショップ「学生、ユースと国際協力-私たちは社会を変えられるのか?-」
10月5日(土)13:00~14:00


Facebook: https://www.facebook.com/events/179122598942566/
HP: http://oxfam.jp/2013/09/1056.html
◆日時:2012年10月5日(土) 13:00~14:00
◆場所:日比谷公園内 日比谷図書文化館4Fセミナールーム
◆アクセス 地下鉄丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関」C4・B2出口より徒歩約5分
都営地下鉄 三田線「内幸町駅」 A7出口より徒歩約3分
東京メトロ 千代田線・日比谷線「日比谷駅」 A14出口より徒歩約7分
http://hibiyal.jp/hibiya/access.html>
◆定員:24名
◆申込み:不要(先着順のためお早めにお越しください)
◆参加費:無料

2013年9月29日日曜日

【News】タンクにシート置き忘れが原因 汚染水処理停止

ネズミが感電して冷却が止まったときもそうだったけど、こういう単純なミスで大問題に発展してしまう。
そもそも原子力は手に負えない技術だと思うのだけど、そうは思わない人が多くいるのが不思議。
こんなことが起き続けているのに、
「日本は原発事故を契機に、いまや世界最高の技術を手にしたので、世界に日本の原発を売りに行くのです」
"The situation is under control." 
と胸を張って言える神経は、正常なのだろうか。
何か間違っていると思う。


http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2900V_Z20C13A9CR8000/?dg=1

日本経済新聞Web版

タンクにシート置き忘れが原因 汚染水処理停止 

2013/9/29 21:36
 福島第1原子力発電所の新型の汚染水浄化装置(ALPS)が不具合で停止した問題で東京電力は29日、処理タンク内に置き忘れたゴム製シートがタンクの排出口をふさいだのが原因だったと発表した。シートは回収し、不具合は解消した。東電は早期の運転再開を目指す。
福島第1原発の汚染水処理設備「ALPS」タンク内部の排水口と見つかったゴム製のシート(29日)=東京電力提供・共同
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福島第1原発の汚染水処理設備「ALPS」タンク内部の排水口と見つかったゴム製のシート(29日)=東京電力提供・共同
 ALPSは27日未明に試験運転を始めたが、約1日後に汚染水から放射性物質を取り出す部分で流量が減少。異常が発生したとして浄化作業を止めた。
 処理タンク内部を調査したところ、仮設のはしごを固定するためのゴム製シートがはずれ、排出口をふさいでいた。シートは本来、運転前に片付けてタンクの外に出すが、置き忘れていたという。タンク内に他の異物はないことを確認した。
 東電は同型の別のタンクでもシートの置き忘れがないか、水を抜いて調べている。
 ALPSは汚染水から放射性物質を除去する装置で、増え続ける汚染水対策の切り札とされている。当初は昨秋に稼働する予定だったがトラブルが相次ぎ、本格稼働は大幅に遅れている。

2013年9月19日木曜日

Breaking an atmosphere: Norika Fujiwara's brave action in slamming secret bill

Norika Fujiwara, one of the most major actresses in Japan, stated that she is against the secret bill that stiffens penalties against civil servants who leak classified information. The bill is going to be taken up by the Diet in a session scheduled to open October 15th.

Stating one's political view in public is not allowed for show biz people in Japan: it is an unwritten rule of the industry. Thus her action was so brave that she might lose some of her business. Actually, Taro Yamamoto, who was a famous actor, shared his anti-nuclear view after the Great Earth Quake in 2011 via Twitter and his weblog and lost most of his business in the industry.

I hope that many Japanese famous people follow her to break an atmosphere covering Japan: an atmosphere that talking political issue is "weird." Most Japanese people are reluctant to talk political issues even in private spaces, so usually the discussions on important political issue aren't deepen among general public. As a consequence of it, politicians and bureaucrats often tell lies without any shame, as seen many times in the course of development of nuclear policy and... in the bid of 2020 Olympic Games.




Fujiwara breaks TV taboo, slams secrets bill

The Japan TImes SEP 18, 2013
http://www.japantimes.co.jp/news/2013/09/18/national/fujiwara-breaks-tv-taboo-slams-secrets-bill/#.UjqbBdIwmFA


BY MAGDALENA OSUMI
STAFF WRITER



Norika Fujiwara has broken an unwritten rule of the television business: sharing her political views. The popular model and actress has come out against a bill that stiffens penalties against civil servants who leak classified information.
Writing on her website, Fujiwara, 42, said passing such a law would adversely affect citizens and encouraged her fans to pressure the government to kill the bill, which the Diet will take up in an extraordinary session scheduled to open Oct. 15.
In a message posted on Friday, Fujiwara accused the government of covering up the truth about the crisis at the Fukushima nuclear plant, and spreading misinformation about radiation and leaks of radioactive water there.
“As a citizen I am really concerned about it,” Fujiwara wrote in another message. “Our nation has a right to know.”
Fujiwara joins the Japan Newspaper Publishers & Editors Association in opposing the bill as a violation of the right to freedom of speech that will undermine Japan’s democracy.
“Once the bill is signed, the people who will write the truth on the Internet (or through other means) will be punished,” she stressed. “When I think of all the consequences that it will lead to, it really bothers me.”
In a message posted soon after the International Olympic Committee picked Tokyo to host the 2020 Games, Fujiwara said she was hopeful the duty would prompt the government to tackle the radiation crisis head-on.
Fujiwara revealed that she had also used the government’s public comment system to voice her opinion to the Cabinet Intelligence and Research Office.
However, she complained that the public comment system only gives citizens two weeks to provide their opinions on implementing the law.
Fujiwara also provided detailed information on her website on how to contact the government, and encouraged her fans to send in their own opinions by Internet, fax or mail.
Fujiwara, who has been involved in charity activities in Japan and elsewhere as the PR ambassador for the Japanese Red Cross Society, recently made her eight visit to areas damaged by the Great East Japan Earthquake.
In May, the actress received a special award at the Nikkei Social Initiative Awards ceremony, held by the Nihon Keizai Shimbun, for her contributions to society.
However, she is not the first TV celebrity to expose herself to criticism by expressing her opinions.
After speaking out against nuclear power in the aftermath of the Fukushima disaster, actor and activist Taro Yamamoto lost a part in a TV series, and another show he appeared on cut to a commercial in the midst of his political commentary.
Yamamoto was elected to the Upper House in July after vowing to rid Japan of atomic power.

Secrets protection bill placed in Mori’s hands

Jiji
Prime Minister Shinzo Abe decided at a Cabinet meeting Tuesday to put Masako Mori, minister for measures against the declining birthrate, in charge of a state secrets protection bill.
Abe said the goal is to submit the bill at the extraordinary Diet session to be convened Oct. 15.
The bill would stiffen penalties for public officials who leak confidential information.

2013年9月18日水曜日

【登壇予定】(10/27)市民が進める温暖化防止2013 ~科学と市民のチカラで危機を乗り越える~(気候ネットワーク)

10月26日(土)~27日(日)に京都で開催される
市民が進める温暖化防止2013 ~科学と市民のチカラで危機を乗り越える~(主催:気候ネットワーク)
の2日目の分科会に登壇させて頂くことになりました。

若者の立場から、エネルギー政策に対してどう関わっていくべきか、
考えていきます。

共にお話させて頂くのは、YEN(若手社会人環境ネットワーク)でお世話になった福嶋慶三さん!
久しぶりに福嶋さんの軽妙なトークが聞けると思うととても楽しみです。

また、緑の党共同代表の長谷川 羽衣子さんはお会いしたことはありませんが、僕はツイッター等で一方的にファンでした!いやー、こんなところでお会いできるとは、ドキドキ・・・

原強さんはまだ存じ上げませんが、地元京都で精力的に活動されているようで、どんなお話になるのか楽しみです!


このイベントにご参加される方いらっしゃいましたら、ぜひお話しましょう♪♪


URL: http://www.kikonet.org/event/sympo13.html


3:ユースとエネルギー政策
<企画・運営:Climate Youth Japan>

エネルギーを考える若者の集い~eneyan3~(仮称)

「若者とエネルギー政策」をテーマとして、政策に対して若者がどう関わるべきか、関わることができるのかということについて意見を交わします。
出演:
福嶋 慶三さん(尼崎市理事)
長谷川 羽衣子さん(緑の党共同代表)
福島 宏希さん(United Youth代表)
原 強さん(コンシューマーズ京都)他



(以下、転送歓迎)
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<気候ネットワーク・全国シンポジウム>

      市民が進める温暖化防止2013
   ~科学と市民のチカラで危機を乗り越える~

  日程:2013年10月26日(土)、27日(日)
  会場:同志社大学 新町キャンパス(京都市上京区)

最新情報 http://www.kikonet.org/event/sympo13.html
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 今年4月より、日本は温暖化対策の計画のない「空白の時代」に突入しまし
た。市民・地域は自然エネルギー普及に取り組んでいますが、政策の後退は深刻
です。一方、9月にIPCC第5次評価報告書の発表が始まり、気候変動への関心は再
び高まりつつあります。本シンポジウムでは、気候の科学や政策、市民活動の最
前線で活躍する専門家を招いて参加型の議論を行い、「気候危機」を乗り越える
ために行動する人のネットワークを広げます。


▼日時
2013年10月26日(土)13:00~17:00(受付12:30~)
   10月27日(日)9:30~16:00(受付9:00~)
              *途中入退場可

▼会場(予定)
同志社大学 新町キャンパス(京都市上京区)
http://www.doshisha.ac.jp/information/campus/imadegawa/shinmachi.html

▼お申込み
次のウェブページよりお申込みください。
http://bit.ly/Kiko20131026

▼参加費
一般:1,000円、気候ネットワーク会員:無料


▼プログラム(予定)

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10月26日(土)13:00~17:00
全体会「科学と市民のチカラで危機を乗り越える」
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・ご挨拶「温暖化対策の危機を乗り越えるために」
 浅岡美恵(気候ネットワーク代表、弁護士)

・基調講演「温暖化の科学が今、言えること~IPCCの最新報告から~(仮)」
 江守正多さん(国立環境研究所)

・話題提供「温暖化の科学と私たち~受け止め方と伝え方~(仮)」
 枝廣淳子さん(環境ジャーナリスト)

・ディスカッション「科学を行動につなげる~脱温暖化・脱原発の両立へ~」

【コーディネーター】
 枝廣淳子さん(環境ジャーナリスト)

【パネリスト】
 大島堅一さん(立命館大学教授)
 末吉竹二郎さん(地球環境問題アナリスト)
 平田仁子(気候ネットワーク)
 土居健太郎さん(環境省)
 江守正多さん(国立環境研究所)


*気候ネットワーク15周年記念・大交流会(18時~)


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10月27日(日)9:30~12:00 午前・分科会
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●エネルギーシナリオ分科会(9:30-12:00)
「省エネと再エネを軸にしたエネルギー環境の未来シナリオから考えよう
 ~省エネ・再エネを大きく進めるために必要な政策は?~」

 将来の持続可能な未来を描くシナリオを基に、これからの省エネルギー・再生
可能エネルギーの可能性とその実現の在り方について議論します。

【出演】
 歌川学さん(産業技術総合研究所)
 外岡豊さん(埼玉大学)
 平田仁子(気候ネットワーク)他


●低炭素地域づくり分科会(9:30-12:00)
「市民のチカラを高め、活かす温暖化対策」

 地域の政策・活動で重要なのは「市民力」です。先進的な温暖化対策の事例報
告を通じて、どのように市民力をアップさせていくかを考えます。

【出演】
 神田浩史さん(NPO法人泉京・垂井)
 木原浩貴さん(京都府地球温暖化防止活動推進センター)
 新川達郎さん(同志社大学)
 和田武さん(元立命館大学、自然エネルギー市民の会代表)他


●ユース分科会(9:30-12:00)<企画・運営:Climate Youth Japan>
「エネルギーを考える若者の集い~eneyan3~(仮称)」

「若者とエネルギー政策」をテーマとして、政策に対して若者がどう関わるべき
か・関わることができるのかということについて意見を交わします。学生や若手
社会人はもちろん、幅広い世代・立場の皆様のご参加をお待ちしています。


====================
10月27日(日)13:00~15:30 午後・分科会
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●原発ゼロノミクス分科会(13:00~15:30)<共催:eシフト>
「脱原発で経済活性化!
 ~再生可能エネルギー普及への道をきりひらこう!~」

 脱原発と大幅な再生可能エネルギーの普及に向けて今後何が必要なのか、電力
システム改革の方向性や長期的ビジョンなどについて理解を深めます。

【出演】
 植田和弘さん(京都大学大学院)
 小西雅子さん(WWFジャパン)
 竹村英明さん(エナジーグリーン)
 ゼロノミクマ(原発ゼロノミクス)
 村上敬亮さん(資源エネルギー庁)
 吉田明子さん(FoE Japan)


●温暖化防止教育分科会(13:00~15:30)
「持続可能な低炭素社会づくりのための教育」

 低炭素社会を担う「ひとづくり」、3.11後のエネルギー・環境教育について全
国の先進的な取り組みを共有し、今後の教育のあり方について議論します。

【出演】
 西澤浩美さん(京都府地球温暖化防止活動推進センター)
 藤野純一さん(国立環境研究所)
 藤井聡さん(京都大学大学院)他


●国際交渉分科会(13:00~15:30)
「ワルシャワ会議(COP19/CMP9)直前!~2015年合意に向けた各国の動向~」

 11月に開催されるワルシャワ会議のポイントを共有し、各国の気候変動政策に
詳しい専門家の報告をもとに参加型のディスカッションを行います。

【出演】
明日香壽川さん(東北大学)
高村ゆかりさん(名古屋大学)
田村政美さん(外務省)
山岸尚之さん(WWFジャパン)
和田重太さん(弁護士・日本環境法律家連盟)


====================
10月27日(日)15:30~16:00 全体会
====================

●クロージング(15:30~16:00)
各分科会での議論を共有し、まとめます。




▼お問合せ
特定非営利活動法人 気候ネットワーク
TEL 075-254-1011 FAX 075-254-1012
MAIL kyoto@kikonet.org

▼主催
特定非営利活動法人 気候ネットワーク

▼共催
同志社大学ソーシャル・イノベーション研究センター

▼後援
外務省、その他後援名義申請中

▼備考
本シンポジウムは平成25年独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を
受けて開催いたします。
*プログラム等は変更される可能性がありますのでご了承ください。
 最新情報は気候ネットワークのウェブサイトでご確認ください。

2013年9月9日月曜日

【東京オリンピック】液状化、大地震、原発。

昨日、2020年夏季五輪が東京に決まりました。

オリンピックの施設候補地は湾岸に集中しているけど、大地震が来たら液状化で一番先に沈むんじゃないのかな?それとも最新の工法では液状化の影響を受けないのでしょうか。

http://tokyo2020.jp/jp/plan/venue/
特に「東京ベイゾーン」って危険そう・・・

そもそも大地震の可能性をまともに考えたら東京にオリンピックなんて呼べないと思うから、得意の「起きないこと」になってるのでしょうかね。(計画段階ではいろんな対策があるんでしょうけど。ただそんな「対策」が実際に地震が起きたらどれだけ役に立つんでしょう)

東北でまた大地震が起きれば福島原発の使用済み燃料が危なくて、下手をすれば東京も人が住めなくなるし、首都直下型地震では東京壊滅、南海トラフはもうこりゃ大変。浜岡はドッカーン、東京は死の灰。

全国に原発と言う名の巨大リスク源が散らばっているから、どこで地震が起きてもさあ大変。だけどこれまで通り景気のいいことを言って票とお金を集めたい政治家さんたちは、「リスクは無いんだ」と強弁を貼る作戦で、人々が快感を覚える方向へ持って行こうとする。経済界はとりあえず人々がお金を大盤振る舞いで使うようになってもらいたいから、その方向を後押しする。

これって既視感あると思うの、僕だけですか?
2011年の3月11日より前に、何て言って国は原発を動かしてたんでしたっけ?

とりあえず目の前の一部業界と政界の人の利益さえ確保されればいいから、再稼働の新規制基準は穴があってもとりあえずOK。謎の猶予期間により対策とらなくても動かせる。活断層は真下を通っていなければいいんだという理屈で、よく分からない舌戦を規制委員会と電力会社が繰り広げている。もちろん、高レベル放射性廃棄物なんていう、考え出したらきりがない問題は封印。とりあえず将来世代に負担はお任せ。

311後、再び「巨大リスクからは目をそらせ」「国民には快感を」、という方向に舵が取られ、見たくないものを見ないようにしている。そうでなければ大地震の可能性が高まっていると言われている日本で、まだ放射能出しまくっている原発のそばでオリンピックなんて考えられない。

既にメディアの報道も圧倒的にオリンピック歓迎ムードを作りだしていて、これはどんどん加速するんだろうけども、7年後とは言わず、次の瞬間にでもこの国はどうなってしまっているか分からない、そういう大きなリスクを抱えたままなんだということはあまり認識されていないんでしょうね。

規模は違うけど、太平洋戦争前もこういう浮かれ方だったんだろうなって、思いました。

2013年7月28日日曜日

原発の維持・推進をしたいと考えるならばぜひ答えてほしい二つの問い


エネルギー供給、ことに原発については、僕は徐々に削減して2030年ごろにはゼロにすべきと考えています。ただ、原発そのものが絶対的に悪だとか、そこまでは思っていません。

人類が開発した一つの技術として、うまく管理ができるなら、それを活用するのも手であると思います。ただ、現在の、特に日本の置かれた状況を鑑みて、どうしても次の二点に対して自分の中では原発に活路を見い出せる方向に答えがみつからず、そのために決定的に原発に未来はないと思っています。

【問一】
もし再び日本のどこかの原発で過酷事故が起きるとしたら、それが日本に与える影響はどの程度、どのようなものだと考えますか。日本はその影響に耐えることができるか、またはそれだけの影響を覚悟しても原発利用のメリットの方が大きいと思いますか。

【問二】
使用済み核燃料はどのようにすべきだと思いますか。具体的には、核燃料サイクルは維持すべきでしょうか。維持すべき、という方は、技術開発にかかる時間と費用負担をどの程度と考えていますか。維持すべきでないという方は、原発を稼働し、使用済み核燃料をどんどん増やしながら核燃料サイクルの放棄という政策の方針転換が政治的に受け入れられるとお考えでしょうか。特に青森県および原発立地自治体の賛成が得られるか、という点です。

上記二点は、原発の賛否を云々するいろいろな場面で推進派の人からは正面から答えが出されていないような気がするので、あえて聞いてみたいと思います。

エネルギー供給の話をすると、コストや安定供給、また安全保障の面から化石燃料や自然エネルギーの弊害がとかくいわれますが、僕はそもそも上記二点の問題において、短期的にはともかく、長期的には原発は日本のエネルギー供給の選択肢にないと思います。つまり、メリットデメリットを比較する以前に、長期的にはその対象にすら上がってこない存在だと思います。

僕がいう「長期的」というのは代替技術の普及と、制度変更などを考慮して20年程度のことを指しているので、少なくとも今から原発を新設したり、リプレースを積極的に行うということは考えにくいです。むしろ、廃炉や放射能汚染地域の環境復元技術の確立に向けた技術開発投資と、人材育成を積極的に行っていくイメージです。動かすにしても、じっくり安全基準を固め、妥協のない検査に合格した原発からです。

上の問いに対しての僕の答えは以下です。

【問一】再び過酷事故が日本でおきたら、程度にもよるが、経済的負担に国家財政が耐えられなくなる恐れがある。福島第一原発の事故で少なく見積もって5兆円程度の復旧・補償費用と言われ、実際はいくらかかるか分からない。毎年税収よりも多い額の借金をし、世界中から日本の国債暴落がいつ来るか心配されている国が、いち原発の復旧のためにこのような財政負担を許していいのか。電気代の増大によって国民負担をさらに増やすし、国債暴落の「Xデー」を早める可能性がある。

また、再度事故が起きれば、海外からの対日投資は激減するのではないだろうか。放射の汚染の不安に加え、巨大リスクをマネジメントできない国家・国民として、二度目に事故が起きれば、確実に経済的、政治的に国際的に見離されると思う。放射能汚染に対する海外の目は非常に厳しい。なあなあにしたがる日本国内の雰囲気は通用しない。

時々聞く意見は「福島原発は初期の頃の旧式のもので、他のはもっと安全だから大丈夫」というものだが、果たして本当にそうか。311以降地震リスクは大幅に上がったと言われ、原発付近で断層も多く見つかっている。また、これまでの事故の検証内容を見ても、今回不具合が発生した部分と同じ構造をもつ原発はいくつもある。そしてそもそも事故の検証自体完全に終わったわけではなく、まだ未解明の点がいくつもある。「絶対安全」はない、ということを学んだのが311の教訓なのだから、事故は再び起こると考えるべきだ。また、事故後の各社電力会社の対応を見ても、早く原発を再稼働させたい一心で規制強化と電力改革を防ごうとする態度が良く表れている。反省に立つよりも自分たちの利益が優先する組織群に、いくら「他のものはもっと安全」と言われても、信じて任せることは難しい。

そのほかにも、避難対象地域の人々を中心とした国民の不安や負担など、直接まとまった数字に表れなかったり、そもそも数字にはできないが人として耐えがたい被害は山ほどある。以上から、原発事故の負担は日本はもう二度と負うべきではない。そうするための最善の策は、可及的速やかに脱原発を実行すること以外にない。

【問二】核燃料サイクルは現実的には技術的、経済的に実現不可能だが、核燃サイクルが動いていることにしなければ青森県内(六ヶ所村)に使用済み核燃料を置くことができず、各原発サイトの貯蔵プールも容量が限界に近付いているから、使用済み核燃料が行き場を失う。

つまりサイクルが止まった瞬間に原発をもう動かせなくなることを意味する。それを回避するための方便として、核燃料サイクルの実現可能性が極めて低くても「続行する」と言い続けている。これは経済産業省や内閣府の官僚やエネルギー政策に特に携わる議員も含めて内心では認めている公然の事実。NHKほかでも繰り返し報道されているし、証言映像も会議記録もいくつもある。つまり核燃料サイクルは原発を動かすための方便にすぎない。

その維持のために日本原燃等に膨大な資金(徴収された電気代、税金)が流れ込んでいる。このような茶番は早くやめるべき。使用済み核燃料を核廃棄物として長期保管し、その後地層処分する方針に早く切り替え、そちらに注力するべきと思う。

大変長くなりましたが、私の意見は以上です。
別に精密な議論だけを求めているわけではないので、どんな意見でも聞かせてもらえれば幸いです。自分の意見のどこに穴があるのか知りたいと思っています。

原発に関しての無力感

原発事故から2年、多くのレポートや書籍が出版されているにも関わらず、色々な人たちと話して思うのは、原子力を取り巻く実態が理解されていないということ。

メディアで言われる通り一辺の理屈は、表面の薄皮の部分に過ぎず、核心部分はまだ一般には全く理解されていないと感じる。

本来なら、ある程度の知識が共有されているのが前提で、「で、どうする?」という話からしたいし、そうできるべき時間が経ったと思うが、未だに基本的な事実の共有から入らないと話ができない現実は、とても残念だ。

これでは脱原発の理解を広く得るのは極めて長い時間がかかり、その間に原発推進は既成事実化され、どうあがいても「これから政策を変えるのはコストかかり過ぎて無理」という理屈が今以上に大手を振るようになるのだろうと、容易に想像できる。

まがりなりにも環境活動を長くしてきた一人として、この現状には大きな責任と、ぬぐいがたい無力感を感じている。