Rio de Janeiro

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2015年6月8日月曜日

【社会問題への若者の活動(1)】 私が活動をやっている理由

2014年5月~10月にCSRジャパンさんで連載していたコラムを転載していきます。


今回は第一回目ということで、自己紹介を兼ねてなぜ私が今の活動にたどりついたのか、ご紹介したいと思います。

私が社会や環境のことに関心を持ち始めたのは、小学生の頃でした。社会科の授業で「環八雲(かんぱちぐも)」というものを習いました。東京の環状八号線(通称環八)の上には、晴れた日には排気ガスの雲が一筋に見える、というものです。当時の私の家は環八から5kmくらい離れた場所で、その方向を見ると、教科書の写真と同じ雲が実際に見えるのです。私は高校生くらいまでぜんそく持ちでした。排気ガスはぜんそくの原因のひとつとされており、自分の健康と環境問題が実際につながっているのだという実感によって、環境問題は人ごとではないと気付きました。そのようなことがあり、私の小学4年生の頃の将来の夢は「排気ガスの出ない車を作って(女性の)担任の先生にプレゼントする」でした(笑)。

私の事例もそうですが、環境問題は弱い者が特に被害を受けます。体の弱い人、良い環境を求めて移住するお金の無い人、政治へのアクセスの無い人、お年寄り・・・。そのような「弱い者いじめ」の構造をどうにかしたいと思うようになり、大学では本格的に環境の勉強と活動を始めました。環境活動を通じて海外の人たちと活動することが何度かあり、私の活動に対する考えを変えるきっかけとなりました。ひとつは、環境問題だけにフォーカスしていても解決が難しいことがたくさんあるということです。モンゴルやフィリピンの方たちからは、実際に現れている現象としての環境問題の根底には、経済や教育の問題があることを教えられました。また、若者、特に日本の若者のポテンシャルはまだまだ発揮されきれていないと多くの場面で感じました。このような経験を通じて、分野と地域を越えて、社会を良くしていこうと活動する若者が集うプラットフォームを目指して2011年に立ち上げたのが「United Youth」というNPO(任意団体)です。これから様々な観点で若者と社会の接点を考えていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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