Rio de Janeiro

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2013年7月28日日曜日

原発のあり方から選挙・政治参加を考える

実際のところ、原発に関する情報は、
既に公開されているものだけでも、
本当のことが分かりやすく、多くの人の目にさらされさえすれば、
「このままでいい」「現状は嫌だけど、しょうがない」と思う人はほとんどいなくなると思う。

ただ、真実が、多くの人に分かりやすい形で伝わるようにするだけ
ただそれだけだと思う。
そうすれば、なだれを打って雰囲気は変わると思う。

しかし、それが投票などの行動にどう影響を与えるかはケースバイケースになる。
投票は、所詮多くの政策のパッケージでしか候補者・党を選ぶことができない。
だから、全体的に考えると、やっぱり今のままで・・・
という選択をする人も少なくないのだろう。

だからこそ、昨年の夏に行われたエネルギーの「国民的議論」
のような取り組みがとても価値があるのだ。
もちろん昨夏の取り組みも、改善すべき点は多いと思う。
けれども、ひとつひとつの課題に対して、国民の意見をちゃんと取り入れるには、
あのような仕組みを様々な課題に対して行う以外にないと思う。
そこには時間も費用もかかる。
でも、それが民主主義というものだ。
コストを嫌って民主主義の成熟を期待することはできない。

選挙のような大雑把な選択の仕組みだけで、
鬼の首を取ったような顔をして自分たちのやりたいことを通そうとする姿勢は
全く間違っている。
世論はそんなに単純ではないし、
仕組み上はどうあれ、有権者はそこまでの権利を与党に与えていない。

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